CCII 京都大学大学院医学研究科附属 がん免疫総合研究センター

CCIIと京都大学
京都大学は、日本で最も古く、最も研究活動が盛んな大学の一つであり、過去20年間では、生命科学と医学に関する研究で成果をあげています。幹細胞(iPS細胞)のパイオニアである山中伸弥教授が2014年に、CCIIの創設者である本庶佑教授が2018年に、がん免疫療法の開発で受賞した二つの最近のノーベル医学・生理学賞は、京都大学の生命科学と先端医療の研究への重点化が進んでいることを示しています。また、京都大学は「指定国立大学法人」として、ライフサイエンスの分野では、戦略的な資金提供を受けていました。

共同利用施設

生命科学研究には、高額な研究装置の利用が欠かせません。このため、京都大学は研究施設の共同利用システム「KUMaCo (Kyoto University Management System for Core Facilities)」を整備し、大学内すべての研究者の先端機器へのアクセスを可能にしました。もちろんCCIIの研究者もこの共有施設ネットワークの恩恵を受けることができます。また、CCII側からも、入手困難な特別な研究機器を共有システムに提供することで、京都大学全体の研究環境の向上に寄与する予定です。このほか、シーケンシングの受託や学術情報メディアセンターが提供する高度な計算機設備など、CCIIの研究者が利用可能な大学設備は多岐に渡ります。  

医学・臨床研究

近年京都大学では、研究者・科学者による起業を支援するため、様々な角度から多額の資金を投入し、京大発のスタートアップを全面的に推進してきました。CCIIはセンター内での研究活動にとどまることなく、医学部附属病院の臨床部門、がんセンター、ゲノム医学センター、医学研究支援センター、先端医療研究開発機構(iACT)、早期臨床試験を専門に行うKi-CONNECTなど、大学内の様々な部門や組織と連携し、積極的に研究を行っています。

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