近年、抗PD-1・PD-L1抗体、抗CTLA-4抗体、CAR-T細胞療法などが、本邦を始め多くの国で承認され、
がん免疫療法は、がんの標準治療法の一つとして確立しました。
これらの治療法は、これまでのがん治療では治療できなかった多くの症例で、予後延長を伴う治療効果を示しました。
しかし、未だ半数以上の症例は、治療に不応答であるため、
- ❶ 不応答性メカニズムの解明
- ❷ 治療効果を増強する併用治療の開発
- ❸ 有効性を予測するバイオマーカーの開発
- ❹ 副作用である自己免疫様疾患(免疫関連有害事象)のメカニズム解析
など様々な課題に取り組む必要があります。
がん免疫総合研究センターでは、これらの課題に取り組みながら、ヒトのがん免疫学の発展に貢献できる人材を、がんや免疫に限らず、様々な分野において、世界中から募集し、育成していく予定です。